女性矯正歯科医 フリージアの会

■矯正治療費 日本の現状

矯正というと、保険が利かなくて高いとか、治療期間が長いなどのデメリットばかりが目につくという人も多いと思います。確かにまとまったお金がかかるという意味では、他の治療とは比べ物にならないかもしれません。日本の現状の矯正治療費は、おおむね60〜130万円ぐらいというのが、相場だと思います。
ただ現状、世界的に見ても日本の矯正治療費はけっして高くはないようです。それぞれのお国柄や事情がありますから、一概に同じレベルで考えることはできませんが、日本の矯正の価格は、標準的であると言えると思います。
ご参考までに、アメリカの歯科治療の価格を調べてみました。

<アメリカの矯正費用 概要>
初診料(相談料) フリー 〜 250.00ドル
子供の矯正費用 5032.00ドル〜6481.00ドル
青年期の矯正費用 5032.00ドル〜6861.00ドル
大人の矯正費用 5413.00ドル〜7625.00ドル
リテーナー費用 291.00ドル〜455.00ドル
(2004年7月調べ)

以上は治療費のみ。
調整料は別途、かかる場合もある。

<日本の医療保険制度についての補足>

なぜ矯正は保険が利かないのか?

現状の日本の医療制度は、戦後の貧しい時代に発足した制度で、全ての国民が平等に気軽に医療にかかれるという点では優れていますが、制度そのままに国民が質(より綺麗に・アンチエイジングなど)を求める時代になったため、ただ病気を治せばいい(例えば、痛みを止める・悪いところを切除するなど)という考えとアンバランスが起きています。
医療制度の抜本的な見直しのないまま、保険料や国民の負担額を増やすなどの小手先のことだけをしている現状では、病名のないもの(病気と医師が判断したもの以外)に関しては保険は利かないというのは今後も変わらないと予想されます。
つまり矯正治療でも、見た目を良くしたい・八重歯がイヤなどの、病気というよりはむしろ美容整形的なものに関しては、今後もおそらくは医療保険の対象とはなりません。そればかりでなく、このような場合は医療費控除の対象ともなりませんので注意が必要です。現状の共通認識として子供の矯正治療に関しては、どこの税務署も医療費控除の対象と認めていることが多いようです。
ところが全ての矯正治療が保険外というわけではなく、歯科医師が病気と判断するような場合は、矯正治療でも保険対象となることもあります。それには次のようなケースがあります。

1. 唇顎口蓋裂(先天的なものです)の人の矯正治療
2. 顎を切除する外科的手術を伴う矯正治療

治療費のことだけでなく、治療期間なども含めてあらかじめ矯正専門医に納得いくまでご相談されることをおすすめいたします。

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