矯正治療をお考えの方へ

 
歯科矯正:子供編
 
近年、子供の歯並びが悪いという一つの社会現象(?)というか、人類の退化(進化)傾向があると言われています。人類は昔、猿人だった頃には固くて噛み砕くのがかなり大変な食べ物が多く、顎が十分に発達していたため、第四大臼歯まであったと言います。

現代の食生活では、その昔、火が発見され、素材を煮たり茹でたりといった調理法ができてから、さらに進化した調理法により、食べ物をより柔らかく美味しく調理するために、噛みごたえのある食品が減っています。そのために、顎の発達が悪く顎が昔よりも小さくなっています。

特に現在の子供達には、その傾向が進み、社会情勢の変化もあって、母親(父親の場合もある) が料理をしない家庭も多くなり、さらに噛まない食生活が多いために、顎が十分に発達しない状態で 永久歯の萌出を迎えるので、歯並びが悪くなることが見られます。
 
1. 子供の歯列矯正で大切なこと
 
一番、大切なのは歯列矯正を始める時期です。歯や口だけに限らず、体の成長のピークは場所によって違いますから、その子の状態に応じた最適の時期を見極める必要があります。そのためには、今すぐに矯正する必要があるのかということを判断してもらうことです。歯並びについて、疑問や心配なことがあるならば、まずは矯正専門医の判断を仰いだ方がいいでしょう。

場合によっては、成長とともに矯正した方が、効果的な場合もあるからです。思い立ったら、矯正専門医の門を叩くことです。
1期治療→(骨格治療)・・・・・3~12歳
2期治療→(歯列矯正)・・・・・10歳~大人
 
2. 矯正には歯を抜いて並べる場合と抜かないでいい場合があります。
 
顎の発育成長に合わせて矯正する場合は、抜かなくても綺麗に並ぶこともあります。逆に歯を抜いてスペースを作って並べることもあります
 
3. 早めに受診相談をしてください。
 
問題がある場合は(受け口や反対咬合など)顎の骨の成長に合わせて矯正する場合が多いので、早めに受診相談をしてください。
 
4. 心配ならば、矯正専門医に相談しましょう。
 
大切なのは、治療が大変かどうかではなく、その子が将来に渡って、歯並びを気にして劣等感から消極的な人生になったり、歯並びが悪いせいで病気に罹りやすくなったりすることの方です。
子供は必ず、順応性があり、大人よりもむしろ慣れるのは早いものです。心配ならば、矯正専門医に相談しましょう。
 
5. 食生活を見直しましょう。
 
子供だからといって、ハンバーグが好きなわけではありません。大人がそう思い込んでいる場合が多いものです。焼肉やステーキの方が好きというお子さんも実際によくいらっしゃいます。噛みごたえのある食品を上手に取り入れましょう。
 
6. 歯磨きをよくしましょう。
 
矯正中はもちろん、普段からムシ歯にならないように気をつけ、乳歯の役割を考えましょう。乳歯は永久歯は出てくるまでの場所の確保にも活躍しています。
 
7. 定期検診をきちんと受けて、矯正後も後戻りしないように見てもらいましょう。
 
人為的に矯正しても、遺伝子レベルでは歯は自分の定位置を認識しています。元に戻ろうとするのです。後戻りを最小限にするために、定期チェックは欠かせません。
 
以上、お子さんの歯列矯正をお考えの方にお話してきましたが、思い立ったら早く専門医にご相談されることをおすすめします。
 

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