矯正歯科Q&A

 
歯列矯正について、よくいただく質問をまとめました。
 
歯列矯正がどんなものか不安です。
治療前に説明がカウンセリングはきちんとしてもらえるのでしょうか?
もちろんです。初診のときにその人の歯の状態を調べ、どのように治していくのか治療方法を説明し、できあがりがどんなふうになるのか、なるべく具体的にお話します。
また、治療はある程度の期間が必要になりますから、患者さんと医師とのあいだに信頼関係がないとつづけられません。患者さんとのコミュニケーションは大事 にし、インフォームドコンセント(説明と同意)はしっかりとっていきます。
歯並びの治療には、どうしてあんなに長く時間がかかるのでしょうか?
矯正治療とは、矯正装置によって歯に無理のない力をかけ、歯を歯槽骨(歯の根が生えている骨)のなかで少しずつ移動させる治療です。無理やり移動させるのではなく、歯の骨代謝を利用して正しい位置までもっていくわけですから、どうしても時間がかかってしまいます。 時間的にも、また治療中の患者さんの努力など、歯列矯正は大変な面もありますが、その分美しさと健康を手にすることができるのですから、ぜひ頑張って欲しいと思います。
歯列矯正は何歳から始めたらいいのでしょうか?
歯列異常は、大きく分けると骨格性と歯槽性の二つのパターンがあります。骨格性は顎の骨そのものにズレやゆがみがある場合、歯槽性は歯の生えている歯槽骨から先に問題がある場合です。
歯の矯正は、基本的には永久歯が生えそろう12歳ころから始めます。しかし乳幼児期から明らかな咬合異常があったり、成長、発育に悪影響を及ぼす危険性のある場合は、骨の成長が終わらない10歳ころまでに第一段階の矯正をしておきます。その後中学に入るころに歯並びを治せば、卒業するまでに健康で美しい歯並びが完成しています。
歯列矯正は何歳までできるのでしょうか?
歯は何歳になっても動きますから、基本的には年齢に上限はありません。矯正歯科医院へは60歳を過ぎた人も矯正にきていますし、アメリカではそれくらいのお歳の人の矯正はごくふつうに行われています。治療期間も、若い人とほとんどかわることはありませんが、治療のゴールは若い人と年輩の人とではおのずと変わってきます。
矯正は本人の気持ちさえしかりしていれば何歳でも受けられます。でも、あまり高齢になると、歯周病にかかっていたり、歯の組織自体がもろくなっていることがありますから、歯や歯ぐきが健康なうちに受けることをおすすめします。
子どものかみ合わせや歯並びをよくするには、
小さいころからどんなことに気をつけたらよいでしょうか?
まず乳幼児のころから顎の発達を考え、よく噛む習慣をつけてやれることです。生まれたばかりの赤ん坊が乳を求める力は、大人が考える以上に強いものです。人工乳首(哺乳瓶)やペースト状の離乳食ばかり与えていると、自然に身につく飲み下す力が体得できないまま成長してしまいます。そうなると、大きくなっても正しく飲み込めなくなり、歯並びやかみ合わせを悪くする原因になります。
離乳食が終わったら、野菜のように繊維質の多いものや、おせんべいのようにちゃんと噛まなければ食べられないような歯ごたえのあるお菓子も与えましょう。またカルシウムの多い食品をはじめ、バランスのよい食事をさせることも大切です。インスタントや加工食品にはカルシウムの吸収をさまたげるリン酸が多いので、なるべく与えないようにします。
あとは生活習慣のなかで、へんな癖をつけさせないことです。指をしゃぶる、舌やくちびるを噛む、口をいつも開けている、鉛筆を噛む、頬づえをつくなどの癖は顎の発達、ひいては歯並びに大きく影響します。
また、歯並びが悪くなってから、顎を丈夫にするためといって急に硬いものを食べさせるのは逆効果です。無理に硬いものを与えると、かえって顎の関節や筋肉を痛めてしまうことがあります。まずは顎や歯列の矯正をしながら、正しい噛み方を教え、噛む練習をつむことです。
歯列矯正の治療は痛いのでしょうか?
痛みには個人差がありますが、一般的には矯正装置をつけたばかりの2~3日は、うずくような痛みがあります。これは歯に力が加わり、少しずつ動いているからです。でも、歯がしみるような神経性の痛みではありません。また、矯正器具の違和感になれるのにも、1週間程度の時間は必要でしょう。矯正装置は4~6週間ごとに調整しますが、そのたびに多少の痛みはあります。
痛みといっても耐えがたいほどひどいものではないので、そんなに心配することはありません。
痛くてものを食べられない人もいますが、最初は無理をせずに軟らかいものを食べ、叙々に普通の食事に戻していくようにします。
矯正装置をつけたら、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
1にも2にも、歯をよくみがくことです。
とくに矯正装置のまわりは食べカスがつきやすいので、食べたらすぐ、食べるごとにみがいて下さい。
また、あまり固いものをバリバリを食べないこと。矯正装置がこわれたり、はずれることがあります。装置はいずれはずすもの。それほど強く接着してあるわけではありませんから、装着中はあまり無理のない食事をこころがけて下さい。
歯並びが悪いと、美容上、どんな影響が出るのでしょうか?
まずリップラインが崩れてきます。笑顔をつくったときに、きれいな口びるのラインになりにくくなり、横から見た美しいラインも描かなくなります。歯は顎の骨格とも関係が深いので、歯並びが悪ければフェイスラインにも影響を与えます。頬がモタッとして顔が大きく見えたり、顎がなくなったり、損なことも多いのです。でも、その原因が歯並びにあることに気づかない人が多いのが、本当に残念です。
口は顔の中で、もっとも動きの大きな部位です。それだけにもう少し歯並びにも目と向けてほしいと思います。歯を治すことでひっこんでいた顎が出てきたり、顔だちがシャープになることがよくあります。
前歯の1本は神経がありません。
神経がなくても矯正治療出来ますか?
矯正で歯を動かす時に大切なのは、歯の神経ではなくて、歯とその周りの骨の間にある歯根膜という組織です。
ですから、神経の無い歯でも、歯根膜が健康なら歯列矯正は出来ます。
歯列矯正を始めたいと思っていますが、歯周病を患っています。
歯周病でも矯正治療できますか?
歯周疾患がひどい方でも矯正治療は可能な場合もありますので、矯正歯科医院で検診の上ご相談下さい。
かみ合わせによっては歯並びを治すことで、歯周疾患が改善することが多くあります。大勢の歯周疾患の患者様が歯列矯正をしていますので、条件さえ問題なければ可能かと存じます。治療によって歯周疾患が良好となる場合もありますが、逆に悪化する場合もあります。いずれにしても歯磨きなどコントロールが出来ていることが重要となります。
矯正治療に保険はききますか?
基本的には、矯正治療は保険の対象外です。ただし成人でも、口腔外科で手術を受ける前提の矯正なら、保険が認められます。たとえばかみ合わせが上下逆になった「下顎前突症(受け口)」と診断され、顎骨の切除手術を受ける場合、手術の前にあらかじめ術前矯正をします。この術前矯正には保険が適用される場合もあります。保険の適用は治療によって異なることがありますから、矯正歯科でよく聞いてみるといいでしょう。
PMTCとは何ですか?
PMTCは“Professional Mechanical Tooth Cleaning”の略で、衛生士が機械を使って通常届かないようなお口の隅々まで清掃することを意味します。矯正治療中はもちろんですが、予防やホワイ トニングの前処置としても大変有効ですので、どなたにもお薦めしたいメインテナンスです。 診療所によって別の料金設定になっている場合もありますので、主治医にお聞きになられると良いでしょう。
治療中の歯磨きは普段通りでよいですか?
矯正装置がついていることで、慣れるまで歯磨きはやりづらくなります。装置の間に食べ物のカスや歯垢もたまりやすくなりるので、それに適した磨き方が必要になります。
装置が付いていても正しく歯磨きが出来るように医院で指導しますので、自分で磨けるように慣れていくようにします。また定期的に医院でおこなうPMTCを併用することが虫歯予防などに有効です。

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